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モデラーズEXPO コンセプト

モデラーによるモデラーのための模型の祭典というコンセプトで、

2012年より始まったモデラーズEXPO、略して「モデスポ」。

 

モデスポがどんな想いで始まったのか。

趣味のプラモデル

テレビゲームが登場するひと昔前、プラモデルと言えば男子の趣味の定番でした。

 

駄菓子屋や模型店で買ってくるなり箱を開け、早く完成させたい一心で部品を手でモギって組み上げたものです。

慌てて作るので部品を無くしたり折ったりするのは何時ものこと。

 

はみ出した接着剤を触って付けた指紋の跡や上手く貼れなかったスライドマークに萎えることも何度あったでしょう。

とはいえ組み立てた完成品を手に、布団を戦場に見たてて戦車戦を展開し、廊下ではコーナーを攻めるカーレースを、風呂場では大海戦を繰り広げるなど、妄想を膨らませて遊んだ思い出は尽きません。

趣味からアートへ

そんな体験をした男子達も今や大人となり、趣味と向き合う環境は大きく変化しました。ですがプラモデルに対する熱い思いは変わりません。

 

続けることで得た高い技術と、磨き上げた感性を惜しみなく使って作られたプラモデル。

 

それらは昔見たものとはまるで違う、まさにアートと呼べる域に達したといっても過言ではありません。

 

 

発表の場を

ただ、そう言った作品を発表する場は今までは限られており、とくに、模型の作り手と、愛好家以外の一般者を結びつける展示機会はきわめて限られておりました。

 

しかし、アジア太平洋トレードセンター株式会社様並びに、大阪デザイン振興プラザ様のご協力を得て大阪南港ATCのデザインギャラリーで展示できる運びとなり集まった有志たちの手で「モデラーズエキスポ」の実行に向けて立ち上がり、毎年秋の開催で3年の目標期間を設定して、今まで無かった模型の展示イベントに育てて行こうと言うことになりました。

2012年11月

そして数々の困難を乗り越え2012年11月末、第一回の開催にこぎ着け、
3日間で3,000人弱のご入場を頂き、スタッフ全員大きな手応えを得て終えることが出来ました。

 

全国から趣旨に賛同し集まってくれた模型作家による作品展を、メインイベントとして開催。

お呼びした作家諸氏は、プロのモデラーや模型コンペティションの常連入賞者など、プラモデルに対して熱い思いを持つ方々にお集りいただきました。
加えて前回は韓国、スペインの作家も賛同してくれました。

ギャラリースタイルの展示

本展示会は各作家に展示ブースを割り当て、そのブースは各々がプロデュースするスタイルをとり、ある者は製作過程をパネル展示でアピールし、またある者はワークショップを設けて製作実演などを行います。


一見まとまりのないように見えますが、各々がブース(パビリオン)で自分の模型スタイルを提案する。

 

そんな模型作家達が集まっておこなう博覧会がモデラーズエキスポというわけです。

 

加えて、そのスペースとは別に、展示を希望される方を広く募り、展示台をお貸ししてご自慢の作品を展示していただく区画も広く設けました。

成長するイベントへ

たくさんのご支援とご協力のもと、上記の通り初年度の2012年は3000人、二年目は3500人、三年目の2014年は5500人のご来場をいただき、モデスポも徐々に認知されて大きなイベントへと成長していきました。

 

ご協力をいただいた皆様、ご来場いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

 

モデスポは、当初の目標である3年の連続開催を終え、いったん解散致しました。今後の開催は、現在のところ未定です。

 

プラモデルを愛して止まない作家達。

 

彼らが作る作品は何れも魅力的で素晴らしくまさにアートそのものです。
そんな熱い思いの隠ったプラモデルの世界を感じていただけましたら幸いです。

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